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代表インタビュー

けんたRA

国際学生宿舎一橋寮(小平寮)には、皆さんの生活や交流を住み込みでサポートするコミュニティ・アシスタント(CA)とレジデント・アシスタント(RA)が存在します。CAはフロアリーダーとして、居住者の日常生活支援や交流を促進する役割を担います。RAはCAの業務に加え、機能別に分かれているいずれかの班に入り、班業務をおこなっています。RAの組織図は下記の写真のようになっており、今回はRAM(RA Manager)であり、ISDAKの代表を務めているけんたRAに、小平寮に関するお話から個人的なお話までいろいろ伺ってきました!

広報班RA:こんにちは!今日はインタビューよろしくお願いします!
けんたRA:よろしくお願いします!

広報班RA:では、早速質問をさせていただきます。けんたさんは服とか髪とかにこだわっている印象があるのですが、昔からファッションのこだわりは強い方なのですか?またどのような髪型がお好きなんですか?
けんたRA:そうだね~。昔からこだわりはあった方かな。ファッションはその人を一番よく表すからこだわっていて損はないと思うんだよね。あと、人気者になりたくて笑?髪型はロングヘアが好き。だけど今はあまり長くないでしょ?大学院の入学式で総代を務めるにあたって髪を短く切っちゃったんだよね。伸ばすのも考えたけど、大切な人に「長いのはいやだ」と遠回しに言われたから伸ばすのやめてるんだよ…ちなみに短い方か長い方かどっちがいいと思う?

広報班RA:うーん、難しい。初めてけんたさんにお会いしたときは髪長かったですよね。自分の中では長髪の印象が強いので、長髪の方がしっくりきますね。あと長い方がアンニュイな大人の色気が醸し出されると思います。でも短髪の方が爽快感ありますね。ちなみに服はどこで買ってるんですか?
けんたRA:三軒茶屋か下北沢の古着屋で買うことが多いかな。

広報班RA:そうなんですね。寮周辺で買うことはあまりないんですね。
けんたRA:うん、寮周辺で買うのは食器、布団、洗剤などの生活用品と食品とかかな。それと近所の古本屋で本はよく買うかな。

広報班RA:外食とかはよくしますか?
けんたRA:最近は自炊を頑張るようになった。ペスカタリアン(牛や豚などの肉類は食べないものの、魚介類は食べる菜食中心の食事方法)な食生活を心掛けている(つもり)。でも、研究で忙しいときは外食しちゃうかな。寮周辺だと、中華料理たくみとかとんかつ藤之木とかやきとんゆうやけがおすすめだよ。

広報班RA:けんたさん最近すごく研究で忙しそうですよね…休息もとってくださいね。研究をするにあたって寮の住み心地はどうですか?
けんたRA:住み心地はいいね。なによりも本棚が充実しているのがいい。画集やポスターを部屋に飾ったりしてQOLを高めているよ。それと寮に住んでいると寂しくならないからいいね笑。生活を共にしていると家族との関係に近い不思議な絆が生まれたりするんだよね。

広報班RA:不思議な絆…ですか。
けんたRA:大学3年生のときだったかな。とても仲良くなった寮生がいたんだけど、些細なことで3年の冬に大げんかになって、喧嘩別れしちゃったんだ。大げんかした後は、同じ空間に暮らしながら互いに一切口を聞かなかったね。物申したいことがあったらそれをノートに書き留めて相手の郵便受けに投函してた笑。ノートには自分の怒っていることを書くわけだけど、相手の返信が自分が求めてたような内容じゃないと反論する形でノートを再度投函した。普通の友達だったらこの時点で連絡取るのやめちゃうけど、この子とは心の底でまだ不思議な絆で結ばれているような感じがして完全に縁を切ることはできなかった。好きと嫌いという相反する感情が併存してて、嫌い寄りではあるけど、感情がその両者の間で激しく揺れていた。言語化するのめちゃ難しいな笑。伝わるかな?結局、不満のぶつけ合いはヒートアップして、「もう手紙を返さないでください」という紙を私が投函してコミュニケーションをとらなくなった。大げんかをしてから3ヶ月ほどしてその子は寮を出ていくことになったんだけど、退寮する際に最後に会いたいとメッセージを受け取ったからしぶしぶ会ったんだよね。その時に、お世話になったからということで私に万年筆を直接プレゼントしてくれて少し驚いた。「あなたはよく勉強するから」って。相手も同じような不思議な絆を感じてたのかもね。それで仲直りできたわけではないし、嫌いな気持ちが消えたわけじゃないけど、少しうれしかった。退寮した後も連絡をとることはなかった。で、後日談なんだけど、その寮生から最近会わない?って連絡がきたんだよね。自分もずっと気になってはいたから久しぶりに会った。2年ぶりくらいだったな。どういう意図でどういう手紙を書いて送ったのかとか昔の話に花を咲かせて楽しかったよ。仲直りもできた笑。

広報班RA:仲直りできてよかったです!それにしてもノートでやりとりだなんて古風ですね。では、次はRA業務についてお聞きしたいと思います。そもそもなぜRAになろうと思ったのですか?
けんたRA:友人がRAについて教えてくれたことがきっかけで興味を持ち始めたかな。その時はイギリス語学研修から帰ってきたばっかりで、国際交流をしたいし、促進したいという気持ちが強かったから、応募してみよう!ってなったね。そんな経緯で、学部2年の4月からRAやってるよ。

広報班RA:けんたさんをRA組織に導いてくださったその友人には感謝ですね。RAMの仕事について簡単に解説していただけますか?
けんたRA:うん、RA組織をまとめるのと渉外活動を行うことが主な仕事かな。例えば、毎月のRA会議を運営したり、各班の相談役を担ったり、毎月寮の代表として大学とプラザ室と協議したりしてるよ。

広報班RA:解説ありがとうございます。けんたさんは長いあいだRAとしてご活躍されていますが、けんたさんにとってRA活動のやりがい、原動力は何なのでしょう?
けんたRA:やっぱり寮生から頼られることかな。色々な悩みを相談しにきてくれたり、書類の書き方とか日本語に関する質問をしてきてくれると、寮生のために役立っていると思えるね。また何よりも、フロアメートの生活を守っているんだというプライドが原動力になっているね。仕事や人間関係は疲れたら一旦それらから逃げることはできるけど、生活はどんだけ疲れてもつらくてもやめることはできない。寮生にとって寮は日々、帰ってきて、寝て起きてご飯を食べて、また出かけるための生活の拠点であり、自分はそういう場所を守ってるという矜持を持っているし、他のRAにも持ってもらいたいな。特に、私はフロア運営においてどんな人も排除しないというのを、とても大事にしてるんだ。

広報班RA:逆に、RA活動で大変だったことは何かありますか?
けんたRA:コロナウィルスが流行しはじめてから最初の2年間くらいは大変だったな…小平寮の目玉企画でもあった大きなパーティーや定期的に開催していた寮生交流イベントが対面で開けなくなって寮生と直接関わる機会がグンと減ったし、RA業務も多くがオンラインに移行してRA同士の交流も減って、目に見えるやりがいが減ったからね。活気を帯びたRA組織をどう持続させることができるか色々思い悩んだよ…

広報班RA:うれしいことに最近はパーティーを対面で開けるようになりましたよね。また、留学生が来日できるようになり寮生が増えたことで、寮やRA組織がいきいきしているように感じます。ここまでまじめな質問をしてきたので、最後は少し砕けた質問をします。仕事や学業から完全に解放されて自由に使えるある程度まとまった休みがあったら何をしますか?
けんたRA:旅行にいくかな~。箱根に行って温泉に浸かったり、清里高原に行って新鮮な空気を吸いたいなあ。都会の喧噪を一時的に離れたいね。そして、ノートに詩をかきたい。

けんたRAの詩

広報班RA:ほしい超能力はありますか?
けんたRA:いい質問笑。人の心を読む能力が欲しいかな。今、ちょうど読めなくて困っていることがあるからね笑。自分が変なこと言ってないか分かったり、けんかした時に何に怒っているのか分かる能力は、びびりな自分にとってめっちゃ魅力的だよ。

広報班RA:自分を動物に例えるなら何の動物ですか?
けんたRA:え~、難し笑。ヤマアラシ…じゃなくてハリネズミかな。ヤマアラシのジレンマとかハリネズミのジレンマっていう用語あるじゃん?そのジレンマに陥りがちというか他人との間の心理的距離が近くなればなるほど、相手を傷つけるかもしれないし、自分が傷つくかもしれないと思って、親密すぎる関係は避けちゃうんだよね。人との交流は大好きなんだけどね。ハリネズミは外敵から自分を防御するために針毛を使うけど、ヤマアラシは外敵を攻撃するために針毛を使うんだよ。自分の身を守るために一定の距離感をとろうと思う点で、ヤマアラシじゃなくてハリネズミだと思うんだよね。さっきもいったように自分ビビりだからさ…人の心を読めるようになったらまた違った考えになるのかもしれないね。

広報班RA:質問は以上です。今回は興味深い話をたくさんしていただきありがとうございました!けんたさんの人となりを少しでも明らかにできた気がします!

プロフィール

粕谷 健太(かすや けんた)

1999年、青森県⽣まれ。
一橋⼤学社会学部卒業後、一橋大学大学院社会学研究科進学(現在修士1年)。
2019年春からRAに就任し、研修班を経て現在はRAMとして活動中。
2021年4月からISDAKの代表を務める。趣味は詩を読むことと書くこと。
好きな詩人は林あまり、最近読んだ好きな本は『夜と霧』。
好きなひらがなは「た」。

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